アメリカで先端技術といえば、その筆頭にくるのが軍事技術であるのは間違いありません。
スターウォーズ計画ともいわれるSDI(戦略防衛構想)に関心が集中するようになって、先端技術イコール軍事技術という受け止め方はさらに強まっています。
それに加えて、スペースシャトル計画を中心とした宇宙開発も、まさにアメリカの先端技術の華です。
アメリカ人はチャレンジが大好きだから、宇宙開発への思い入れが強いのです。
「チャレンジャー」号の大事故も、かえってアメリカ人のチャレンジ精神をかき立てているかのように見えます。
RCAが日本に敗れたわけはこうした軍事、宇宙開発の陰に、アメリカでは忘れられてしまった先端技術があります。
それはホームエレクトロニクスです。
アメリカ商務省は、国内のハイテク産業の現状を分析し、技術開発力が日本に対して必ずしも優位にない、と警告するレポートを何度か発表しました。
そこで私が不思議に思うのは、分析の対象としたハイテク産業に、ホームエレクトロニクスが入っていないことです。
アメリカでは、VTR、ビデオカメラ、コンパクトディスクはハイテクとは考えられてないようです。
しかし、ビデオカメラには、CCD(電荷結合素子)というまさに最先端の素子を撮像素子として使います。