集団的自衛権を行使して軍事行動をとるアメリカその他の多国籍軍に対する戦費拠出は、とりも直さず日本自体が、憲法の禁じる集団的自衛権に参加することを意味するのではないか、という問題があります。
また政府自身も認めるように、武器輸出3原則は憲法の精神に基づいているとされるわけですが・・・
そうであるとするならば、戦費拠出そのものにほかならないこの財政支出も憲法の精神に背馳するのは明白ではないかという、至極もっともな疑問にも全く答えられていません。
また、使途が明確でない巨額の財政支出を強行することは、財政のもっとも基本的な原則である財政法定主義の根幹を突き崩すものであり、これまた憲法違反の疑いが濃厚であるという問題もあります。
これほど重大な憲法問題があるのに、それらを頬かむりさせ、「国際協力をするのに何をいうのか」という調子の誰弁によって問題をすり替えてしまうことは、決して看過してはならないことだと痛感します。
・・・このような政府・自民党の手法は、憲法軽視の典型であり、戦前の軍国主義者による政治運営と本質において全く変わるところのない危険極まりないものなのです。